カルーゼル凱旋門
ルーヴル美術館の西側に位置しています。
ルーヴルの、ガラスのピラミッドから、
このカルーゼル凱旋門を、見る事が出来ますが、
ルーヴル美術館とセットで、
見ておきたい建造物です。
カルーゼル凱旋門は、
ナポレオン(ナポレオン一世)の命により、建てられましたが、
ナポレオンは、出来上がった凱旋門(カルーゼル凱旋門)が、
自分が思っていたよりも、小さかった事に不満を抱き、
改めて、もっと巨大な凱旋門を造らせた、という経緯が有ります。
そして、改めて新しく作られたのが、
あの、巨大なエトワール凱旋門ですが、
エトワール凱旋門は、ナポレオンの存命中には完成しなかった、
というのは、<エトワール凱旋門>の項目で、
既に述べた通りです。
というわけで、カルーゼル凱旋門は、
確かに、大きさではエトワール凱旋門に劣りますが、
その美しさ、壮麗さでは、
エトワール凱旋門に、決して引けを取らないので、
ルーヴルに行った際には、是非とも、見ておいて損は有りません。
ちなみに、ルーヴルには、ナポレオンのお抱え画家の、ダヴィッドによって描かれた、
『ナポレオンの戴冠式』という、有名な絵も有りますが、
カルーゼルの凱旋門と並び、ナポレオンの栄光の時代を窺い知る事が出来る、
貴重な文化財として、今に残されていると思うと、
これらを見る時に、また違った感慨が湧いてくるかもしれませんね。
エトワール凱旋門、エッフェル塔、ルーヴル美術館などと並び、
パリを代表する、建造物の一つです。
ノートルダム大聖堂は、
1163年に、パリ司教シュリーによって起工され、
1320年頃に完成した、と言われていますが、
数百年の歴史を持つ、
中世ゴシック建築の傑作で、
パリの歴史を見守ってきたという、
伝統有る建物です。
ノートルダム大聖堂は、セーヌ河に浮かぶ、
シテ島という島に建てられていますが、
そもそも、パリという町の歴史は、シテ島を基点として、
そこから始まっているので、
そう考えると、ノートルダム大聖堂こそが、
パリという歴史そのものである、と言っても、
過言ではありません。
ノートルダム大聖堂の中には、
写真でも示した通り、バラ窓という、美しいステンドグラスの傑作も有り、
外観も内装も、申し分ない、素晴らしい建造物と言えるでしょう。
1804年には、皇帝に即位したナポレオンが、
ノートルダム大聖堂で戴冠式を行い、
1831年には、ヴィクトル・ユゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』の舞台ともなるなど、
歴史の節目節目で登場する建物としても、知られています。
ここも半日市内観光ツアーの後に、再び訪れたましたノートルダム大聖堂についてを合わせてご覧下さい。
バトー・ビュスという水上バスの出発駅が有る事でも知られており、
ここから、バトー・ビュスに乗って、
セーヌ河を、エッフェル塔に向かって行くのも、
パリ観光の、一つのお約束になっています。
歴史と伝統有る、美しい建造物である、ノートルダム大聖堂は、
パリを訪れた際には、是非とも、行ってみて下さい。
ルーヴル美術館と、セーヌ河を挟んで向かい側に建つ、
近代絵画の殿堂として、
ルーヴルと並び、パリを代表する美術館として、
つとに有名です。
オルセー美術館は、20世紀初頭、
オルレアン鉄道の終着駅として、利用されていましたが、
その後、駅としては使われなくなり、
1986年に、美術館として復活した、という経緯が有ります。
オルセー美術館には、
印象派の巨匠達の作品、
例えば、マネの『オランピア』や『草上の昼食』、
モネの『印象・日の出』、ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』などの他、
ミレーやゴッホなど、
近代絵画を代表する、有名画家の作品が、ズラリと並んでおり、
伝統的な美術作品を数多く擁している、ルーヴルと並び、
芸術の都・パリを代表する美術館として、
世界中から、多くの観光客が訪れています。
ちなみに、ルーヴルと違って、
オルセーの中は、写真撮影は禁止となっておりますので、
ご注意下さい。
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