パンテオンとトレヴィの泉

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サン・ピエトロ大聖堂(バチカン市国)の正面からは、

コンチリアツィオーネ通りという、
大通りが伸びていますが、

この、コンチリアツィオーネ通りを、真っ直ぐに進むと、
テヴェレ河に、到達します。

テヴェレ河には、
いくつか、橋が架けられていますが、
サン・ピエトロ大聖堂から、コンチリアツィオーネ通りを進み、
暫く進むと(徒歩10~15分ぐらいでしょうか)、

サンタンジェロ城に着きます。
サンタンジェロ城から、対岸の、ポンテ・パリオーネという地区へ向かって、架けられているのが、
サンタンジェロ橋です。

テヴェレ河を渡り、ポンテ・パリオーネという地区へ行くと、
そこには、中世と変わらないような、入り組んだ路地や、
歴史ある小さなお店、そして、賑やかな広場などが有ります。

その、広場の一つというのが、
ローマ市民や、観光客達の、憩いの場ともなっている、
ナヴォーナ広場です。

ナヴォーナ広場は、
車が立ち入り禁止となっているので、
多くの露店が建ち並んでいたりと、
常に、ワイワイガヤガヤと、多くの人達で賑わっていますが、

ここで、ローマのお土産を買ってみたりするのも、
良いかと思います。

ナヴォーナ広場には、
露店だけでなく、似顔絵描きや、大道芸人などの人達が、
観光客を、楽しませてくれていますが、

ローマに来たなら、
歴史的な建造物を訪ね歩くのも、
勿論、良いのですが、
ナヴォーナ広場のような場所を訪れて、
ローマっ子達の息吹を感じてみるのも、
また一興、ではないでしょうか。

この、ナヴォーナ広場の中央には、
中央のオベリスクを囲むようにして、
四大河の噴水、という彫刻が有るのですが、

この彫刻は、ベルニーニの手によって作られており、
四大河、というのは、
インダス、ナイル、ドナウ、ラプラタという、
四つの大河、の事だそうです。

四大河の噴水の背後に有るのは、
ベルニーニのライバルである、
ボッロミーニによって造られた、
サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会で、

二人のライバルによる建造物が、
並ぶようにして建っている、
というのも、なかなか面白い構図だと思います。

四大河の噴水の、北側(写真で見ると、手前側)に有るのは、
19世紀に造られた、ネプチューンの噴水です。

このように、
市民の憩いの場というような広場にも、
立派な芸術作品が有る、というのも、
ローマの、大きな特徴の一つです。

この、ナヴォーナ広場は、
夜になると、ますます、多くの人で賑わうようになるのですが、
それはまた、後述したいと思います。


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