モンサンミッシェルの名物、ラ・メール・プラールのオムレツを食べる
モンサン・ミッシェルへと、無事に到着した一行は、
ガイドさんの先導により、
いよいよ、モンサン・ミッシェル観光へと、向かいました。
モンサン・ミッシェルは、8世紀初頭、アヴランジュ主教オベールが大天使ミカエルのお告げを受け、岩山に聖堂を建てたのが起源とされ、モンサンミッシェルというのは「聖ミカエルの山」という意味だそうです。
10世紀後半、ノルマンディー公・リシャール1世の手により、
ほぼ、今日のような姿として整えられ、今日に至っているそうです。
モンサン・ミッシェルは、石造りの修道院なので、
釘などは使われておらず、石を切り、その石を漆喰で固めて行って、
造られた建物なのですが、
建造されて以来、1000年以上の間、
ほぼ、そのままの形で、今日まで残っているのだとか。
ガイドさんから、そんな話を聞きましたが、
1000年以上、こんな石造りの建造物が残っているのかと、
私は、とても驚きました。
その時の、正直な感想は、
地震の多い日本では、とても考えられないな、
という事でした。
そうです、この時、2011年といえば、
3月11日に、東日本大震災が有ったばかり、という時期でしたので、
余計に、そんな事を思ったのかもしれません。
ヨーロッパでは、地盤がとても強固な事もあり、
大きな地震というものは、殆んど起こりませんので、
そういった、地理的な条件も、モンサン・ミッシェルが、
1000年以上も、変わらぬ姿で、建ち続けている事が出来る理由なのではないかと、私は思いました。
ちなみに、モンサン・ミッシェルは、岩山の上に建てられている修道院ですが、
その、修道院に行く途中には、お土産物屋さんや飲食店などが、
ズラリと、軒を並べていました。
その、飲食店の一つである、
モンサンミッシェルの名物オムレツのレストラン
「ラ・メール・プラール」というレストランには、
モンサン・ミッシェル名物(?)である、
オムレツのメニューが有るのですが、
私達一行は、全員、その「ラ・メール・プラール」で、
名物のオムレツを、堪能しました。
このオムレツは、正直言って、味が薄いと言いますか、
あまり味がしない、という気がしましたが、
お好みで、塩などの調味料をかけて、食べて下さい、
という事だそうです。
それでも、素朴な味わいで、
とても美味しく食べる事が出来ました。
モンサン・ミッシェルに来た観光客は、
このお店で、オムレツを食べる事が、
一つの「お約束」になっているそうなので、
ここに訪れた際には、
是非とも、「ラ・メール・プラール」で、
オムレツを食べてみる事を、お勧め致します。
こうして、モンサン・ミッシェルのオムレツもそうなのですが、
モンサン・ミッシェルという見事な建築も、
たっぷりと堪能しました。
回廊に囲まれた中庭や、とても天井の高い礼拝堂、大天使ミカエルの像などが、
とても印象に残りましたが、
モンサン・ミッシェルは、外観は勿論の事、
その内部の建築も、とても素晴らしく、
流石は、世界遺産に選ばれるだけの事はあると、
私は、感動しっぱなしでした。
やはり、モンサン・ミッシェルに来て良かったなあと、
つくづく、思ったものです。
≪ 前の記事| メインページ | 次の記事 ≫
最近のコメント