凱旋門の屋上から見る、大通りが放射線状に延び、 整然と区画された、パリの美しい街並み
一向に引く気配は有りませんでしたが、
それでも、何とかルーヴル美術館を見て来た私は、
その後、これまた、パリを象徴する建造物である、
凱旋門を見に行きました。
凱旋門と言えば、
パリのど真ん中に建ち、
その凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りなどの、大通りが、放射線状に延びているという、
まさに、パリという街の、中核を成す建造物なのですが、
かつて、19世紀に、ナポレオン三世が、
パリを大改造するという都市計画を立て、
それを実行した際に、
凱旋門を中心とした、
今日のパリの美しい街並みが出来上がった、との事です。
凱旋門は、色々な意味で、
パリの中心とも言うべき存在なのですが、
この凱旋門は、パリに来た以上は、
やはり、一度は見ておくべきでしょう。
凱旋門は、その外観も見事であり、
一見の価値が有るのは、間違い有りません。
凱旋門を見ると、
「ああ、自分は今、凱旋門に居るのだなあ」という実感が湧いて来たりもします。
しかし、せっかく凱旋門を見に来たのであれば、
ただ外観を見るだけではなく、
やはり、凱旋門の上(屋上)に登り、
凱旋門の上から、
パリの街並みを眺めてみるのも、
また一興です。
私も、勿論、凱旋門の上へ、登るつもりでおりました。
何故かと言うと、前回(2005年)の旅行では、
日程の都合上、登る事が出来なかったからです。
しかし、
前述の通り、私は、
自分の不注意により、右足首を、
痛めてしまっておりました。
ですが、せっかく、パリまで来た事だし、
次に、いつまた来られるか、わからないと思った私は、
多少の無理は押してでも、凱旋門に登ってみたいと思い、
無謀にも(?)、右足を引きずりながらも、凱旋門に登る、という事に、挑戦しました。
凱旋門には、一応、エレベーターも有る事は有ったのですが、
そのエレベーターは、障害者用となっていて、乗る事は出来ませんでした。
そこで、意を決して、
右足首の痛みを堪えつつも、凱旋門を登って行きました。
激痛に耐えて、登り切ってみると、
凱旋門の屋上からは、
素晴らしい景色を見る事が出来ました。
凱旋門を中心として、
大通りが放射線状に延びている、
整然と区画された、美しい街並みが、
一望の下に、見る事が出来て、
私は、苦労して登った甲斐が有ったなあと、
しばし、感慨に浸っていました。
あの、凱旋門の上から眺めた、パリの街並みの美しさは、
これからも、ずっと忘れる事は無いでしょう。
その後、
私は、サクレクール寺院なども、見に行く予定でしたが、
痛む右足首が、限界に達していたため、
一旦、宿へと引き上げました。
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