成田空港からローマへ、ミラノのマルペンサ空港経由のハプニング!これがイタリア!
【ローマ旅行記~出発編(8月31日)・1~ミラノで、大ハプニング!?】
2007年8月31日、
いよいよ待ちに待った、ローマ旅行へと、旅立ちました。
この時は、成田からローマへの直行便ではなく、
イタリア北部の街・ミラノのマルペンサ空港で、乗り継ぎを行い、
そこから、ローマへと向かう、という行程になっていました。
私が乗った飛行機は、イタリアの北、
スイスとイタリアの国境に位置する、アルプス山脈を越えて、
イタリア半島の北から、ミラノへと向かいました。
この時、飛行機の窓から、
アルプス山脈を見る事が出来ましたが、
機内アナウンスで、
「皆様、現在、窓の外に見えているのが、マッターホルンでございます」
と言っていたのを、今でもハッキリと覚えています。
「これが、あの有名な、アルプス山脈か!」
と、私は早くも、
テンションが上がり、窓から、その写真を撮りまくったものです。
まさか、飛行機の窓からスイスのアルプスを見る事が出来るとは思っていなかったので、私は、とても感激しました。
やがて、飛行機は、ミラノのマルペンサ空港へと到着しました。
ここで、ローマへ向かう飛行機へと、乗り継ぎを行い、一路、ローマへ…
という予定だったのですが、ミラノの空港へ降り立ってみると、どうも、様子がおかしいのです。
ミラノから、ローマへと向かう、アリタリア航空の、搭乗口へと向かいましたが、そこでは、多くの人達が、たむろしていました。
そして、搭乗ゲートは、閉じられたまま、一向に、搭乗手続きが開始される気配が有りません。
「一体、どうしたんだろう?」
と、思っていると、空港の案内板の、出発予定時刻の横に、もう一つ、時刻が書いてありました。
その時刻は、本来の出発予定時刻の、3時間後の時刻に、なっていました。
これは、どうやら、「本来の出発予定時刻」と、「変更された後の、本当の出発予定時刻」が、並列して、書いてある、という事のようでした。
理由はわかりませんが、どうやら、飛行機の出発予定が、3時間ほど、遅れるという事らしいのです。
ここで、私は、ミラノのマルペンサ空港に、3時間も、足止めを食う事になってしまいました。
ちなみに、イタリアの交通機関では、こんな事は日常茶飯事らしく、電車の駅でも、電光掲示板には、「本来の出発予定時刻」と、「変更された後の、本当の出発予定時刻」が、併記されていました。
最初から、遅れる事を想定している、というのが、何とも、イタリアらしいというか、イタリアとは、そういうお国柄なのかなと、私は、妙な所で、感心してしまいました。
ともあれ、私はミラノで、ひたすら、ローマ行きの飛行機が出るのを、
待つ事になってしまいました…。
一人旅ならではの不安、迎えが来ないかも!?
ミラノのマルペンサ空港で、足止めを食った私には、
一つ、大きな不安が有りました。
それは、今回の旅行は、一人旅なので、
もし、ここで眠ってしまい、寝過ごしてしまったら、
ローマ行きの飛行機に、乗れなくなってしまうのではないか…
という、恐怖(?)が有りました。
そのため、
私は、長旅の疲れは有ったものの、
絶対に、眠ってはいけないと、自分に言い聞かせ、
本を読んだり、その辺を、ウロウロと歩き回ったりと、
とにかく、何とか、眠らないようにしようと、試みました。
もっとも、
「絶対に、寝過ごしたらいけない!」
という、緊張感が有ったためか、
そんなに、眠気に襲われる事も、無かったのですが…。
そして、その辺をウロウロしていると、
同じ飛行機を待っていると思しき、イタリア人らしき男性が、
日本人の女の子の観光客をナンパしていたり、
私と同様に、ここで寝過ごさないようにするためか、
トランプなどをやっている人達が居たりと、
皆、思い思いに過ごしているのが、目に入りました。
そうこうしている内に、
私は、ふと、ある事が気になりました。
ローマに着いた時に、
宿まで送ってくれる、迎えの車を、事前に手配していたのですが、
こんなに遅れてしまって、果たして、ちゃんと迎えに来てくれるのだろうか、
という事が、気になって仕方なくなってしまったのです。
私は、今回の旅行を手配した時に、
「何か有ったら、ここに電話して来て下さい」
と言われていた、JTBの、緊急連絡先の番号に、
電話をかけてみました。
すると、電話に出た方が、
「そういう状況ですと、もしかしたら、迎えが来ない、という可能性も有りますね」
と、言いました。
そう言われた私は、
「いやいや、それは困ります!」
と、食い下がりました。
無事に、ローマに着いたとしても、
迎えが来てくれない事には、
どうにもならないではないかと…。
初めての土地ですし、
真夜中になってしまえば、タクシーだって、拾えるかどうか、
わかったものではありません。
私は、
「とにかく、ちゃんと迎えが来てくれないと、困る」
と、強く主張しておきました。
向こうは、
「まあ、多分、大丈夫だとは思うのですが…」
との事でしたが、
こんな事なら、事前に日本で、
「どんなに飛行機が遅れても、迎えの人は、ちゃんと来てくれるんですね?」
という事を、ちゃんと確認しておけば良かったなあと、
今更ながらに、後悔しました。
やがて、飛行機はようやく、ミラノから出発しましたが、
ローマの、フィウミーチノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)に着いた時は、既に、午前3時頃になっていました。
果たして、迎えの人は、ちゃんと来てくれているのか…。
と、不安に思いながらも、探してみたら、
ちゃんと、迎えの人は、来てくれていたのです!
(ちなみに、優しそうな、黒人の男性の方でした)
私は、心底、ホッとしました。
こうして、無事に、その方に宿まで送って頂きましたが、
先程も述べた通り、イタリアでは、
交通機関の大幅な遅れは、よく有る事なので、
事前に、その事を知っておいて、飛行機の乗り継ぎがうまくいかなかった場合はどうなるのか。
という事は確認をとっておくことは大切です。
≪ 前の記事| メインページ | 次の記事 ≫
最近のコメント