イタリアにはスリや泥棒だらけの地域もあります

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【スリにご用心】

イタリアの首都・ローマは、
世界でも有数の観光地です。

古代ローマ帝国の時代から、
連綿と受け継がれて来ている遺跡の数々や素敵な街並みは、
世界中の人々からの人気を集めています。

まさに、「永遠の都」と呼ぶに相応しいローマですが、
ところが、このローマはとても治安が悪い、という事でも有名なのです。

世界的に有名で誰もが憧れる、ローマという都市がそんなに治安が悪いなんて…と、
驚かれる方も居るかもしれませんが、実を言うと、それが現状なのです。

イタリアは熟練したスリだらけ

私もローマに旅行に行った時は、
その治安の悪さを体験してしまいましたので、
今回は、その時の体験をお話したいと思います。

まず、カトリックの総本山である、
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂での出来事について。

サン・ピエトロ大聖堂には、ミケランジェロの『ピエタ』や、『最後の審判』といった、
有名な作品もあり、中に入るためには、長い行列が出来る事が常となっていますが、
その行列を狙ったスリが多発しているというのですから驚きでした。

現地の、半日市内観光のガイドの方が、
「ジプシーの格好をした、集団による泥棒が居るから、気を付けて下さい！」
と、アナウンスをしていましたが、確かにそのような集団が居ました。

その人達は、観光客から財布を盗み取ると、
集団の中で財布をパスして行く、という手口で、
多数の泥棒を働いているそうです。

それを聞いた時は、
本当にゾッとしました。

他にも、サンタンジェロ城という建物の近くで、
どう見てもただの観光客風の若いヨーロッパ系の女性の二人組が、
私がサンタンジェロ城に気を取られている隙に、

いつの間にか、私の鞄を開けて、
中の物を盗もうとしていた、という事もありましたし
（その時は、すんでの所で気が付き、難を逃れましたが）、

ローマのターミナル駅である、テルミニ駅で、
ポーターのふりをして、そのまま、旅行者のスーツケースを持ち去ろうとする男も目撃したりしました。

とにかく、極端に言えば、ローマは街中至る所泥棒だらけ、
と言っても、過言ではありません。

皆さんも、ローマに行かれる際は、
その事を頭に入れて、充分にご注意下さいね。