ロンドンのレストランで英語が聞き取れず冷や汗をかきました
そんなに流暢に英語を話せるわけではない私でも、どうにか、現地の人と、コミュニケーションが取れてきたわけですが、
一度、とても冷や汗をかいたという経験がありました。
ロンドンに旅行に行った際に、
私は、ステーキハウスに入りました。
そこで、いつものように、私は、メニューを指差し、
「これ、下さい!」
という感じで、注文を終えました。
すると、注文を取りにきた、ウエイトレスが、
私に、何事か、英語で質問をして来ました。
私は、「え?今、注文したでしょ?」
という感じで、もう一度、
「これだよ、これ!」
と、アピールしましたが、
ウエイトレスは、更に、私に対し、
英語で質問を繰り返しました。
英語は理解できても聞きとれない
その英語が、とても早口で、
私は、そのウエイトレスが、何を言っているのかが、
サッパリわからず、とても困ってしまいました。
「この人は、一体、何を質問しているんだろう…」
と思った私は、もう一度、言い直してもらいましたが、
それでも、よくわかりませんでした。
さあ、これは困った事になりました。
その人が、私に対し、
何を言っているのかが理解出来ないと、
私は、前に進む事も後ろに戻るも、
出来なくなってしまったのですから…。
一瞬、そのまま、注文を取り消して、
謝って、店から出ようかとも思いましたが、
もう一度、質問を繰り返してもらいました。
すると、辛うじて、“boil”という単語を、聞き取る事が出来ました。
その時に、私は初めて、「そうか、この人は、ステーキの焼き加減を、聞いているんだな!」
という事が、理解出来たのです。
そして、私はその人に、
「ウェルダン、プリーズ!」
と言ったところ、彼女は、
「やれやれ、やっと通じたか」
という様子で、肩をすくめて、
厨房の方へと、戻って行きました。
海外旅行で、この時ほど冷や汗をかいた事はありませんでしたが、
それでも、何とか切り抜ける事が出来て本当に良かったなあと、私は思いました。
この体験を通して、私は、
人間、追い込まれた時は、
全力を尽くせば、切り抜ける事が出来る、
という事と、
もっと、英語力を磨いていれば、
そんなに苦労する事もなかっただろうに…という事を、
私は学んだのでした。
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