非常階段でドッキリ！パリでの出来事

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私が、パリ旅行に行った時に、
とても怖い目に遭った事がありました。

宿泊先のホテルにチェックインし、
部屋に落ち着いた後、
自分の部屋の下の階にある食堂で、食事を摂ろうかと思い、
エレベーターを待っていましたが、

下の階が混んでいたのか、
エレベーターは、なかなか上がっては来ませんでした。

痺れを切らした私は、
階段で降りようと思いましたが、
普通の階段が、見当たりません。

仕方なく、非常階段で降りようと思い、
扉を開けて、非常階段のある階段室へと出ましたが、
この時、一瞬、とても嫌な予感がしました。

閉め出されてしまいました

扉は、「バターン！」という、
大きな音を響かせて、閉まりましたが、

私は、非常階段の有る、階段室から、
ホテルの中へと戻ろうとして、
扉を開けようとしましたが、
扉は、ビクともしません。

そうです、
海外のホテルでは、一旦、扉を出て、
非常階段の有る、階段室へ出ると、
扉は、外からは絶対に開かないようになっている場合が、多いのです。

しかし、その時の私は、その事を知らず、
うっかりと、階段室へと出てしまったので、
閉め出されてしまったのでした。

私は、とても焦り、
扉をドンドンと叩いて、助けを求めましたが、誰も来てくれそうにありませんでした。

非常階段の、下の方を見てみると、
地下の方まで、果てしなく続いているように見えました。

一番下の階まで降りてしまえば、
迷子になって、余計に、事態を悪化させるだけだと思った私は、

食堂が、今出た階から、二階下にある事を思い出し、
非常階段を使って、二階下へと、降りました。

そこで、再びドンドンと扉を叩きまくって、

「ヘルプ、ミー！」

と、叫び続けると、
程なくして、扉が開きました。

そこには、ビックリした顔をした、
食堂のウエイトレスの方が居ましたが、

ともかく、私は無事に、非常階段から生還(？)する事が出来て、
ホッと、胸を撫で下ろしました。

この時の教訓から、
私は、海外のホテルにおいては、
絶対に、安易に非常階段に出てはならない、
という事を、学びましたが、

この事は、是非とも、
これから海外に行かれる方に、
お伝えしておきたいと思います。

私のような、怖い目に遭わないように、
覚えておいて下さいね。