イタリア旅行での、乗り継ぎの時刻表示

Pocket

私が、ローマに旅行に行った時の事です。

その時の旅行では、成田からローマへの直通便を使わずに、イタリア北部のミラノで乗り継ぎをしてローマへ向かう、という行程で、当初の予定では、ミラノでの乗り継ぎの際はそんなに時間をかける事なくローマへと向かえる筈でした。

ところが、このミラノで、とんでもないトラブルが発生したのです。

イタリアは飛行機の時間も大幅に遅れます

ミラノマルペンサ空港時刻表moma 8b pannelli malpensa / The Web President

理由は、よくわからなかったのですが、
予定の出発時刻になっても搭乗ゲートは開かず、

乗り継ぎ予定の乗客達は、
足止めを食ってしまいました。

しかも、特に何のアナウンスもなく、
乗客達は、待ちぼうけを食ったまま、
時間だけが過ぎて行きました。

「一体、いつになったら出発するんだろう…」

と思った私も、ぼんやりと待つしかありません。

そして、ふと、空港の案内板を見ると、
出発予定時刻の横にもう一つの時刻が書いてありました。

よく見ると、それには
定刻の3時間後の時刻が書いてありました。

例えば、本来の出発予定時刻が午後9時だとすると、
その横に、深夜0時という表記がある、という感じでした。

遅れるのが前提の時刻案内

その時は、

「これは、一体、何の時刻なんだろう?」

と、その意味もわからなかったのですが、
時間が過ぎて行くにつれてその意味がわかって来ました。

それは、

「本来の出発予定時刻」と、「変更した後の、出発予定時刻」

が、併記してある、という意味だったのです。

途中からは私も、
もしかしたらそういう意味なのかな、
とは思っていましたが、

その考えは、段々と、確信へと変わって行きました。

そして、定刻から3時間近くが経った頃、
ようやく搭乗ゲートが開き、
乗り継ぎ便の、搭乗手続きが開始されたのでした。

イタリアは、交通機関がとても遅れやすいとは聞いてはいたので
覚悟はしていましたが、
案の定、自分も、そういう体験をしてしまったわけです。

それにしても、流石はイタリア、というべきか、
最初から、案内表示に、
定刻の他に、遅れた場合の時刻の欄もある、
というのが、イタリアというお国柄を表しているんだなあと、
私は思いました。

3時間も、ミラノに足止めされたお蔭で、
ローマに着いたのは、深夜になってしまいましたが、

今、振り返ってみれば、
とても良い思い出になっています。


| メインページ |

コメントを残す

このページの先頭へ