『ローマの休日』で有名なスペイン広場とスペイン階段ではジェラートを食べられない!?

Pocket

【ローマ旅行記9 初日編5~スペイン広場とスペイン階段~】

サンタンジェロ城と、
サンタンジェロ城の下に流れるテヴェレ河、
そのテヴェレ河に降りるための階段という、

映画『ローマの休日』のロケ地を見た私は、
その次に、これまた、『ローマの休日』のロケ地としてお馴染みの、
スペイン広場と、スペイン階段へと向かいました。
スペイン広場
スペイン広場というのは、
17世紀に、この広場のすぐ近くに、
教皇庁付きのスペイン大使館が建てられた、という事に由来し、
それ以来、スペイン広場、という名前で呼ばれるようになった、
との事です。

そして、スペイン広場に面して、
スペイン広場から、小高い場所に登るための、137段の階段がありますが、
この階段の名前を、スペイン階段と言います。

スペイン階段スペイン階段を登った場所に建っているのは、
トリニタ・デイ・モンティ教会です。

ちなみに、このスペイン階段というのは、正式には、「トリニタ・デイ・モンティ教会の階段」という名前であり、18世紀に、フランスの費用により造られた、との事です。

私が、この場所を訪れた、2007年当時は、トリニタ・デイ・モンティ教会は、修復作業中で、幕がかけられていました。

さて、このスペイン広場とスペイン階段は、多くの観光客や、地元のローマの人達で常に賑わっている、ローマでも有数の、人気スポットの一つです。

多くの観光客達が、この場所で、写真を撮っている姿を見る事が出来ますが、何故、この場所がこんなに人気が有るのかといえば、
スペイン広場と、スペイン階段の景色が美しく、それだけでも、見る価値はある、という事も、有るとは思いますが、

この場所が、『ローマの休日』のロケ地に使われた、という事も、この場所が人気が有るという、理由の一つなのではないか、と思います。

『ローマの休日』の序盤の頃、
オードリー演じるアン王女が、このスペイン広場で、
アイスクリーム(ジェラート)を買い、
スペイン階段の真ん中辺りに腰を掛け、
そこで、アイスを食べる、という場面があります。

有名な場面ですが、このあたりのからの荒筋をお話ししますと、
アン王女と出会ったブラッドレー記者が、一旦、別れた後、ずっとアン王女を追いかけ続け、アン王女が、スペイン階段の真ん中辺りに腰を掛け、ジェラートを食べているところに、偶然、出会いを装って現れる、というシチュエーションで使われたのが、このスペイン階段だったのです。

束の間の自由を楽しんでいたアン王女は、このスペイン階段で、ブラッドレー記者に、
「私は、ウィンドウ・ショッピングをしてみたり、雨の中を歩いたりとか…そんな事をしてみたいわ」
と言うと、それを聞いた、ブラッドレー記者は、

「だったら、今日一日、思いっきり遊びに行こう!」

と、アン王女に言い、そこから、二人はローマ市内のあっちこっちを見て回り、休日を楽しむ事になります。

ちなみに、この時点では、アン王女は、自分の正体を、ブラッドレー記者には、まだ知られていないと、思っていますが、ブラッドレー記者は、この女性がアン王女である、という事を、知っています。

それを知っているので、アン王女のスナップ写真をこっそり撮っておけば、これは大スクープになるぞ、という思惑を持って、ブラッドレーは、アン王女を、一日エスコートするのですが、

ブラッドレーは、アン王女の純粋さと屈託のなさに、段々と惹かれて行き、やがて、二人は、心を通わせて行きます…。

というような、二人が遊びに行くという出発点となったのが、このスペイン階段です。

それと、現在は、スペイン階段で、飲食をするのは禁止されていて、悪くすると、罰金を取られる場合もあります。
オードリーの真似をして、スペイン階段でジェラートを食べる、という事は出来ませんので、充分、ご注意下さい!


| メインページ |

コメントを残す

このページの先頭へ